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代表挨拶

人は、人との出会いや関わりの中で、学び成長して行くもの。

ならばそれがかなう「場」をつくってしまおう。

「ぷらっとほーむ」は、そんな想いから、2003年4月に発足しました。

この名称は、1.子ども・若者たちが気軽に「ぷらっと」立ち寄れるホームベース(home)、そして、2.訪れた子ども・若者たちがそこからそれぞれの自己実現に向けて多方向へと旅立っていけるようなプラットフォーム(platform)でありたいとの想いを込めて名づけました。

学校に行っている/行っていない、仕事をしている/していない、いかなる属性であろうとも、ここに来たいという人なら誰でも集える「居場所」を提供しています。

 

人は誰でも、それぞれにとっての「居場所」をさまざまな形でもっていると思います。では、その「居場所」とは何でしょうか。

 

わたしたちが定義する「居場所」とは、「ホッと安心できること、会いたい人や仲間がいること、自分を好きなように表現できること、自分がその場に関与できること。」。

ですからこの条件を満たしていれば、そこは立派な「居場所」と言えます。

そうした「ありのままでいられる場」は誰にとっても大切なのに、今の世の中の現状はその価値や必要性がどこかおろそかにされている気がしてなりません。

みなさんはそうした「居場所」を持っていますか?

肩書きを外したひとりの人間としていられること。これは簡単なようでいて、なかなかむずかしいことです。「子ども(大人)はこうあるべき」「学生(社会人)なんだからこうしなきゃ」「男(女)らしくしなさい」という世間の言葉は、自分らしい幸せの模索をまどわせます。

「こうあらねば」とか「正しいのはこれ」というような誰かがどこかで勝手につくりあげた建前の言葉ではなく、それぞれが内に抱える弱音や違和感について、本音のことばで語り分かち合える場と仲間が、わたしたちには必要なのです。

「ぷらっとほーむ」はまさに、そうした「いろんな生きかたを認め合える人びとに出会える場所」でもあります。

 

わたしたちスタッフはあくまでも「場所」を提供しているに過ぎません。

「居場所」の雰囲気は、この場所に集ったメンバー(利用者)たちが創っていくもの。

いつ、どんな経緯で、どんな人が訪れるのかまるでわからないからこそ、予期せぬおもしろいことが「居場所」ではたくさん発生します。人と関わることで触発されたり、お互いの間で化学反応がおきたり。場所を準備するスタッフと(ハード)とそこに集うメンバー(ソフト)。

「ぷらっとほーむ」は、スタッフとメンバーが、ともに創っている、そして創り続けていく場なのです。

 

この「ぷらっとほーむ」が、子ども・若者たちにとっての貴重な居場所であり続けられるよう、試行錯誤しながら尽力していきます。

ぜひ、ともにこの「かけがえのない自分たちの居場所」を創っていきましょう。

みなさまのご理解、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ぷらっとほーむ 共同代表            

滝口克典(たきぐちかつのり) 松井愛(まついあい)

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